【指導要言集】文化と社会 〜現代の特質〜
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指導要言集(昭和43年10月12日初版)
私は人類史の流れから見て「現代」の時代的本質は、無知と貪欲に支配された悲惨と残虐の暗黒の世紀から、人間の英知と善意による平和と尊厳の栄光の世紀への偉大なる分岐点であるとみる。――講演
歴史の曲がり角にさしかかっているといわれる現代の状況は、あらゆる文化の担い手が、明治的思想によって生きてきた旧き人々より、戦後の新しい民主主義によって成長した、新しき人々に移りつつあることを意味していると思う。私は、この実態は”世代の交代”であると思う。――講演
今後の世界は、新しい生命科学台頭の時代であり、科学文明と表裏一体の形で精神文明の興隆が強く望まれる新時代を迎えている。――立正安国論講義
民衆の時代、飛躍の時代、開放と流通の社会情勢にあっては、人間のもつエネルギーが存分に高められ、発揮されることが要求される。それが現代であり、これからの時代である。――御義口伝講義
人間性を目的にするという理念、哲学、これを求めているのが時運であり、時勢である。――講演
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