【指導要言集】中道主義 〜魔の所業〜
現今の地球を包む魔の力は厚い。たとえば、限定戦争という調法(ちょうほう)な言葉を発明して、戦争をやっている。そんな器用な戦争ができるならば、なぜ罪のない民衆を殺す必要があるのだろうか。
非戦闘員の哀れな民衆の悲惨と被害こそ、早く限定すべきである。――人間革命
原水爆の引き金を引く者は、国際間の軋轢や、民族の利害の衝突や、一国の野望によるものとみえようとも、これことごとく魔の仕業(しわざ)である。――人間革命
「魔」を破るものは、ただ一つ「仏」の生命しかないのだ。魔は絶対に、仏に勝つことはできないことになっている。ゆえに、核戦力という魔の仕業も、所詮は仏の軍勢によって衰滅(すいめつ)するに至るであろう。――人間革命
生命の尊厳を脅かす魔物の働きが、人類絶滅の原水爆戦争として、私共の頭上に重々しくのしかかっている。だが、その本質は、人々の心の内部にひそんでいることも明らかである。故に、この魔の生命を断ち切るものは、妙法の利剣以外には絶対にありえない。人間の善意と英知の勝利をもたらすものは、仏法を信ずる私共の努力以外には断じてない。――講演
原水爆を使用する主体者としての指導者と、民衆の生命に潜む魔性を断ち切り、ここに人間性の尊厳の思想の流れをつくるとき、初めて恒久平和への盤石な基盤が築かれていくと信ずるのである。――科学と宗教
関連記事
-
-
【指導要言集】信心 〜認識と評価〜
知識人として、認識せずして評価するのは大なるあやまりであり、恥である。――講演 批判のための批
-
-
【指導要言集】青年 〜雄弁〜
雄弁 大事なときに叫ぶことこそ、本当の雄弁ではないかと思う。ーー講演 雄弁とは決して口数
-
-
【指導要言集】広宣流布と組織 〜組織と人〜
社会一般においても、でき上がった組織の上にあぐらをかき、惰性や感情に流れ、安逸(あんいつ)をむさぼっ
-
-
【指導要言集】信心 〜信心の在り方〜
根本は、大御本尊に強盛な祈りをなし、勤行をしていくことで、これは個人の自転である。学会活動、王仏冥合
-
-
【指導要言集】中道主義 〜仏法民主主義〜
人間生命の尊厳と慈悲を根底とする仏法民主主義こそ、真の自由、真の平等を達成する真の民主主義である。―
-
-
【指導要言集】指導者 〜愚将〜
愚将 独裁的な指導者の気ままな感情や、人間生命を蔑視する偏狭な、そして冷酷な思想が、民衆に悪政
-
-
【指導要言集】青年 〜正義〜
正義 正義の剣を持し、戦う者は、必ず歴史が証明することだろう。ーー若き日の日記 正義の定
-
-
【指導要言集】信心 〜行動〜
結論を先に決めて、その目標に全力をあげて、努力すべきである。それが戦いである。そのために、綿密な企画
-
-
【指導要言集】中道主義 〜民衆〜
民衆の声ほど、強きものはない。 民衆の怒りほど、恐ろしきものはない。 民衆の叫びほど、正しきもの
-
-
【指導要言集】人生観 〜建設〜
建設 常に、建設に生き抜く人生には、未来が輝く。最後の勝利の建設によって、人生の勝負が決するの
- PREV
- 【指導要言集】中道主義 〜核戦争〜
- NEXT
- 【指導要言集】中道主義 〜絶対平和主義〜