【指導要言集】人生観 〜人生〜
人生
価値創造を営むのが、人生である。ーー家庭革命
生活に理念のない人生ほど、空虚なものはない。また誤れる人生観も、前途は風前のともしびに似ている。ーー巻頭言
希望に生きぬ人生はない。未来をもたぬ人生ほど、寂しきものはない。
人はすべて、何ものかを求め、願望の中に生き甲斐を見いだすものである。今日よりは明日へ、現在よりは未来へと、常に希望をもって生きている。
人生に、この希望を失わぬかぎり、絶えざる向上と、たゆまざる前進がある。かくて、社会には、文化の創造がなされてゆくものだ。
ゆえに希望ももてぬ力弱き人生は、敗北であり、未来なき人は、生ける屍にひとしい。ーー巻頭言
一生涯、価値創造の人生。
一生涯、建設と開拓の人生。
一生涯、王仏冥合に邁進できる人生。
これほど充実した、喜びの人生があろうか。ーー巻頭言
今日の激闘は終わる。明日は又敢闘あるのみ。ーー若き日の日記
今日は、永久に、今日一日しかない。過去、未来にわたり、今一瞬しかなく、消えてゆくーー。ーー若き日の日記
あらん限りの英知と情熱をもって、真剣に求め、戦い、切り開いた人生こそ、最も尊く、美しい、偉大な生涯といえる。生まれつきの身分や、素質に関係なくーー。ーー御義口伝講義
人生行路の行く手には、ことごとく未経験な未知な世界が待っている。苦労や危険を避けられるものではない。それが人生の実相であると覚悟したとき、人はまず絶望を克服するであろう。ーー家庭革命
隣人は批判する。だが、人生の根本問題は、誰人も教えてくれぬ。ーー若き日の日記
真の悲しみは、偉大なる人生を鼓舞する。ーー巻頭言
人生の最大の問題は何か。それは、死の事なり。ーー若き日の日記
あらゆる世界において、さまざまな目的をもって、各人が戦っている。また勝とうとしている。しかし、それは一場の人生劇であって、その本質である死という問題、生命の解決をどうするかという究極の問題については、誰も解決できない。ーー講演
苦労なくして偉大なる人生を生きられるわけがない。ーー講演
人生を逃避してはいけない。自分を卑下する必要は少しもない。ただ、勇気を持って自分自身に強く生きるべきである。ーー家庭革命
思想や人生観は、その人の人生行路を決定づける。容姿とか、財産とか、家庭の境遇とかに自信をなくして、卑屈な人生観を持てば、すべて世の中が、ゆがんだ鏡に映されるように、曲がって見えてしまうものだ。ーー家庭革命
千里の道も一歩からである。その道を確実に前へ歩んで征く人は強い。今、何里まで来たかと振り返った時に、その途(みち)を歩んだことに喜びを見いだすことができる。ーー人間革命
身勝手な論理によって、一時的に自己を粉飾することはできても、現実の苦悩に打ち沈んだとき、そこに残るものは、後悔の人生ばかりであるということを銘記しておくべきである。ーー家庭革命
過去は夢なり。未来も夢なり。過去の夢は、月の如く寂(じゃく)にして、情火は燃えぬ。未来の夢は、太陽の如く、朝日の如く、曙光と感激の溢るる夢である。ーー若き日の日記
若き人々よ、明日に生きよう。
過去にとらわれるな、全て夢だ。ーー若き日の日記
剛毅さに裏打ちされたセンチメントは、貴いものとなるのである。ーー家庭革命
決断なき人生は、事を為すに非ず。ーー若き日の日記
地獄に行く道、意義ある真実の人生を、闊歩しゆく道、この二道が、青年の足元に今あるのだ。ーー若き日の日記
花を見るものはある。花を感ずる人はない。ーー若き日の日記
人生に対して理念がなく、行動に確信なく、いつも世間体や評判を気にし、流行の波に漂っていく人の生活は、人間として最も哀れである。ーー御義口伝講義
その人の悩みがどこにあるか。川の流れが止まるのは、どこかにゴミがつまっているからだ。その機微を知らずして、信心の指導はでき得ない。ーー若き日の日記
礼儀正しく、道理正しく、小さなところに気を使ってゆくことが大切である。それが、人生の機微というものだ。ーー指導
人は坂道を転がりはじめた時には、なかなかその進路を変えることができないようである。ーー人間革命
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