【指導要言集】広宣流布と組織 〜王仏冥合〜
王仏冥合とは、政治の根本理念として、大仏法の思想を置くことである。豊かな土壌には、沢山の作物が実り、草木が繁茂する。痩せた土地には、発育不全の貧弱な作物しか取れない。政治でも、経済でも、芸術でも、大切なのは、その基調となる思想である。思想には、高低・浅深が必ずある。――人間革命
王仏冥合とは、仏法の哲理と慈悲を根本精神とし、具体的には大衆の福祉を根本として、政治を行うことである。――政治と宗教
王仏冥合の理想は、大衆福祉であり、人間性社会主義である。個人の尊厳を自覚し、真の人間性に立脚しつつ、すべての大衆の福祉を達成する新社会主義である。――政治と宗教
王仏冥合、世界広布達成の世界こそ、一国の宿命転換であり、全世界の娑婆世界即寂光土の実現である。――御義口伝講義
信心こそ個人の幸福のみならず、一国の宿命転換の根本である。そのうえに立っての政治であり、経済であり、教育であり、一切の文化の繁栄なのである。それが王仏冥合であり、立正安国である。――講演
立正安国とは、王仏冥合の異名であり、根本の思想・哲学・宗教を正すことによって、国家・社会を安泰にし、ひいては世界平和と人類の繁栄を実現せんとする理念である。――立正安国論講義
仏法の根本は、慈悲である。すべての人を平等に、幸福にしきってこそ社会の繁栄があるのだ。王仏冥合は、一口にいえばこの慈悲を具現する政治ーーと言える。人間の生命ほど尊いものはない。だが、その尊貴をあらわすには、色心不二の生命哲学による以外に道はない。最も人間性を尊重し、平和で幸福な新社会建設を実現するのが、王仏冥合の思想であった。――人間革命
人間の善意と賢明とを盤石なものとし、その勝利を決定づけるための戦いが、日蓮大聖人の仏法による宗教革命であり、人間革命を根底とした王仏冥合の実現である。――御義口伝講義
創価学会イコール公明党といったような、そんな狭量な考えであってはならない。政治だけが学会の活動分野ではない。社会のすべての面を革新しきっていく決意がなかったならば、最高の正法を根底にした文化国家は建設できない。――講演
王仏冥合達成への戦いは持久戦である。一人一人が着実に信心即生活を確立して、伸びのびと生き生きと、朗らかに前進していかねばならない。一人の犠牲者があっても、一人の不幸な人があってもならない。その人たちを犠牲にして広宣流布したとしても、それは、日蓮大聖人のご本意ではないのである。全民衆が、三大秘宝の大御本尊の功徳に浴し、福運に満ちみちて、楽しい一家和楽の生活が確立されたうえで、広宣流布を成就しようではありませんか。――講演
個人個人の栄光なくして、王仏冥合の栄光はない。また王仏冥合の栄光なくして個人の栄光もない。――講演
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