【指導要言集】人生観 〜苦労と忍耐〜
忍耐が、大成への礎である。――人間革命
土台は常に地味であり、人目にはつかぬものだ。事実、いかなる大木も地中に深く張った逞しい根によって支えられている。――講演
決して派手に振舞う必要はない。自家用車に乗ったり、立派な洋服で着飾ったりして、生活を苦しめる必要もない。ありのままに、マイペースで、長期戦に臨む決心でたんたんたる信仰生活をしていくべきである。そして、同志や後輩が、裕福になり、発展していくことを、心から喜んでいける自分になることだ。後輩を指導し育てた先輩に功徳が燦然と輝かないわけはない。あせらずに、忍耐強く、長い長い一生の戦いを進めていくべきである。――講演
困難というものは、自分が作るものだ。それを乗り越えて行くのも、ほかならぬ自分だ。困難を避ける弱虫に何が出来る!――人間革命
ある青年は、苦難に向かって雄雄しく邁進し、或る者は苦難に降服し、堕落の人生に入る。
ある青年は、”波浪は障害に遇(あ)う毎に、その頑固の度を増す”の譬えの如く、自分の大成への試練、財産へと変えてゆく。――人間革命
人は誰でも自分を相当な苦労人と思っている。ほとんどの人は、それほど生きてきた過去に労苦を感じ、不幸から幸福への脱出を希(ねが)い、人知れぬ労苦に沈んでいると思われる。――家庭革命
人はときに、生活が大変だ、家庭が複雑で苦労が多い、と嘆き悲しむが、苦労に負けているというより、不幸に打ちひしがれて力を失っているのだ。――家庭革命
人が苦境に立ったとき、多くの人は見て見ぬふりをする。かかわりあいに恐れたり、またおっくうがったりして、遠ざかってゆく。そんなときの親切は、真心と、勇気ある人以外は、できないことであろう。――家庭革命
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