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【指導要言集】文化と社会 〜思想の高低〜

思想は、すべて、邪・雑・下を排して、正・純・高なるものを追求してきたと同様に、宗教もまた、正しいもの、高いものを目指して、批判し追求してゆかねばならない。ただ、枝葉の現象に感情的にとらわれるのではなく、その宗教の本質を先ず追求する必要がある。その時には、最高のものに統一されてゆくのは、自然の成り行きとなる。――人間革命

自己の生命の奥底を説き極めた、仏法の真髄を会得した知識人でなければ、未来の社会と世界は方輪(かたわ)になってしまう。――人間革命

宗教の勝劣は、あくまで宗教の広場において決せられるべきであり、最高の宗教に、その時代の民衆が帰依するのが、正しいありかたである。――政治と宗教

思想は、因習とならない限り、たえず発展して行く。より高いものへ、より純なものへ、更に、より正しいものへと統一されようと動いてきた。――人間革命

思想の統一も、権力によって、受動的に統制された時代は、もはや去り、今や、人間一人一人の自由な判断に基づいて、能動的に統一の方向に進みゆく時代になったのである。――人間革命

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