【指導要言集】中道主義 〜民衆〜
民衆の声ほど、強きものはない。
民衆の怒りほど、恐ろしきものはない。
民衆の叫びほど、正しきものはない。――巻頭言
民衆の声は、時代を象徴する。民衆の発する声の音調(おんちょう)は、時代の底流である。されば、指導者は、人々の、いつわらざる、真情(しんじょう)の声を聞くべきである。そこに、無量の説法があることを、信ずべきである。
常に、世音(せおん)を敏感にキャッチし、先手を打ち、価値創造していく人こそ、真の指導者のあり方といえよう。――御義口伝講義
為政者(いせいしゃ)、指導者を選択するのは国民であり、民衆であるが故に、民衆の智慧、民衆の団結、民衆の見識が最第一の重要課題といわねばなるまい。――人間革命
上層階級ほど形式や虚像が多く、庶民ほど実質、実像が多い。してみれば、庶民の声を根本に進むことが第一義なりと考えるべきである。――人間革命
庶民は、雑草のようである。しかし、雑草の生えぬところに、どうして草木、果実が実ろうか。彼等の力、彼等の思想は、時により、哲人、宰相よりも強く、また真実を含んでいる。――人間革命
あらゆる戦いは、人数、財力、権威、伝統だけで決するものではない。最後は民衆の心を、安穏に導ききっていける軸が大事である。――人間革命
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