【指導要言集】青年 〜同志〜
同志
主義・主張のため、死をも共にしゆく生涯の同志、友愛は、まことに稀である。友情は、かのホール・ケーンの小説「永遠の都」の主人公、ロッシ、ブルーノの如くでありたいものだ。彼等は死刑の直前まで同志を信じ切って戦ったのである。ーー人間革命
誇りにできる人を同志にしたい。友にしたい。先輩にしたい。後輩にしたい。ーー若き日の日記
思い出と友愛が、人生にとっては大事である。ーー指導
人生において、友人ほど大切なものはないし、また友情ほど美しいものはない。どういう友人を持っているかでその人柄がわかるともいわれるほどだ。ーー家庭革命
信心を通じての友情、同志愛は、他のいかなる人間関係よりも、深く、強い。しかも、なんら不純物をはさまない、清浄無垢の絆によって結ばれている。ーー御義口伝講義
同志をたがいに結ぶものは、利害や一片の好悪の感情ではない。目に見えざる、しかも最も強き人間性の絆である。それはまた、支配と屈従等の上下の関係ではなく、信頼の二字に貫かれ、共に同じ理想をめざして進む友と友との堅い契りである。
しかして真の同志の団結ほど堅固なものはない。真の同志の契りほど美しいものはない。真の同志の激励ほど心強く、また心暖まるものはない。ーー巻頭言
自分を厳しく叱ってくれる人は、味方と思ってついてゆけ。おだてたり、甘やかしたりする人は、敵と思って遠ざかれ。ーー指導
個人的な自己陶酔や、英雄気取りから脱却して、同志的連帯感に立とう。ーー人間革命
一人の 新たなる真の同志をつくる。それからひとりあ、また一人とつくってゆく。これが、とりもなおさず、時をつくることになる。今、一人の真の同志をつくることの困難さは、やがて時来たり、百万の同志を育てることよりも難しいかも知れない。ーー人間革命
友情は強い。真の友情は、百の親類に優るといった人がいる。しかし友情にも、世法の友情と、仏法の友情がある。世法の友情は深いようで浅い。現実の苦境と利害にあって、自然に離れていく性質を含んでいる。時としては、一転して醜い嫉妬にも変わり得る。そのような時に、妻や女性が介在するのも珍しくない。
信心、そして主義・主張に生きる同志の友情は、目的達成のために、生命を賭しての擁護があり、励まし合いが存する。ーー人間革命
よく利用の心でついて来る人がいる。ただ義理や利害で、ついて来る者もいる。護ってくれるから、可愛がってくれるからついてくる人もいる。所詮、その主義・主張や大目的のために、全生命を捧げきれる人こそ、真の同志といえるのだ。ーー人間革命
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