【指導要言集】人生観 〜見栄〜
よく見せようとか、よく見てもらおうとか思わないで、生地でゆけ。生地とは自分の真心からの信心である。――指導
学会の世界では、見栄を張ったり、背伸びをする必要は絶対にない。信心の世界に、なんで虚栄や見栄が必要であろうか。世界にただ一つ、純粋な大仏法を奉じ、日蓮大聖人の子供とし、弟子として、五濁爛漫の社会にあって、不幸の人々を救うために、願ってあらゆる姿を現じて集ったのが学会である。――講演
一生は夢のごとくであり、生命は永遠なのである。思えば、この一瞬の生命は、いかなる財宝よりも尊い。この大事な一瞬一瞬を、無為に過ごしてなるものか。名誉や地位に幻惑され、虚栄や権威にとらわれ、信心を失っては断じてならぬ。これは、蜃気楼のごとくはかなく、根無し草のごとく移ろいやすく、砂上の楼閣のごとく、もろくも崩壊し去るからである。――巻頭言
世間に、名声、権力の追求に狂奔する人々のなんと多いことか。一往は指導的立ち場にあるとはいえ、民衆を忘れた、その名声、その権力は、所詮、幻影にほかならぬ。名声を失った”有名人”の悲哀、権力の座より脱落した、かつての権者の惨めさ。栄枯盛衰は人の世の常である。はかなき有名の二字に酔いしれ、権力の座に執して民衆を愚弄する姿は、愚かとも、浅はかとも言いようがない。いま光っているのは、落日の余光であるとも知らずに――。巻頭言
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